2020-10-14 |
中国/政策/その他 |
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粤港澳大湾区、「一国二制度」の新実践を深センがけん引=習国家主席
中国の習近平国家主席は14日、深セン経済特区40周年祝賀大会で「重要講話」を発表した。中国共産党指導部が深センの改革開放とイノベーションの発展に寄せる期待は大きく、中国の特色を備えた社会主義先行モデル区の建設、改革の全面的に深化、香港と広東省、マカオの一体経済圏「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」の建設推進、「一国二制度」事業発展の新たな実践などの、社会主義現代化を深センが率先して実現するよう求めた。その上で、これらは新時代に党中央が深センに与える歴史的な使命だ」と語った。香港経済紙『信報』が14日伝えた。
習近平氏は、新型コロナウイルスの世界的な大流行が大局的変化を加速させたと指摘。経済のグローバル化は逆流に直面し、保護主義と一国主義が勢いを増して、世界経済の低迷や国際貿易と投資の急激な縮小につながったと強調。「国際経済、技術、文化、安全保障、 政治の各方面で深刻な調整が発生した」と述べた。
同氏は、中国は中華民族の偉大な復興を実現する重要な節目にあるとの見解を明らかにした。主な社会的矛盾が変化し、人民のより良い生活への要求は高まり続ける一方、経済は長期的に好転し、市場空間は広く、発展力は強大だとした。「今は国内大循環を主体に国内と国際の双循環が相互に促進する新たな発展パターンを構築しているところだ」と述べた。