2020-10-14 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、一時プラス圏浮上も上値重く HSBCは3%超下落
14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.27%安の24583.40ポイントだった。中国企業指数は0.02%高の9880.74ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で911億6000万HKドル。
ハンセン指数は前営業日に約1カ月ぶりの高値を付けた後とあって、序盤は利益確定の売りが重しとなり、安く推移した。一方、深セン経済特区「創設40周年」の記念式典での習近平国家主席の演説を受けて下落幅を縮小し、一時プラス圏に浮上する場面もみられたが、再びマイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。
個別では、HSBC(
00005)が3%超下落し、相場の重しとなった。60億米ドルに上る中国の米ドル建て債の発行で、2017年以来初めてアレンジャーから外れたと伝わったことが嫌気された。既存株式の売り出しと第三者割当増資を組み合わせた「先旧後新」方式の増資を通じ、正味で42億5600万HKドルを調達すると発表した中国恒大集団(
03333)は16%超下落。半面、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)、美団点評(
03690)がそろって上場来高値を更新した。