2020-09-30 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、中国製造業PMIを好感 本土不動産株が反発
30日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.18%高の23549.47ポイントだった。中国企業指数は1.67%高の9436.77ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で522億1000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。9月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)を好感し、買い戻しが優勢。中国国家統計局と中国物流採購聯合会が発表した中国製造業PMIは51.5となり、前月比0.5ポイント上昇し、市場コンセンサス予想(51.2)を上回った。英IHSマークイット発表の財新中国製造業PMIは53.0と前月実績・市場予想の53.1を下回ったものの、高い水準を維持した。もっとも、あすから香港市場が4連休に入るのを前に上値追いの動きは限られ、23800ポイントに近づく水準では伸び悩み、その後は上げ幅をやや縮小した。
個別では、前日に安かった本土不動産株の華潤置地(
01109)、碧桂園(
02007)が大幅に反発。アリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)、テンセント(
00700)などニューエコノミー株の上昇が目立った。半面、欧州金融大手のHSBC(
00005)、石油メジャーのCNOOC(
00883)がさえない。