29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.25%安の23418.23ポイントだった。中国企業指数は0.43%安の9342.96ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で458億2000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まったが、ほどなくマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。指数は約4カ月ぶりの安値圏とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも見られたが、10月1日から始まる4連休を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなった。
個別では、中国の監督管理機関が大型商業銀行に対し個人向け不動産ローンの規模縮小を求めていると伝わり、華潤置地(
01109)や碧桂園(
02007)など本土不動産株が売られた。交通銀行(
03328)やハンセン銀行(
00011)など銀行株も安い。半面、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)が買われた。