週明け28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比0.22%安の3212.27ポイントだった。深セン成分指数も0.43%安の12759.22ポイントと3営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3362億600万元だった。
上海総合指数は、序盤は高く推移したが、徐々に上げ幅を縮小し、マイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。指数は前週末に約2カ月ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きが広がったほか、8月の工業企業利益が前年同期比19%増となり、4カ月連続でプラス成長したことが好感された。ただ、米国政府が中国の半導体受託製造大手SMIC(
00981)向けの輸出を制限したと伝わり、米中関係の悪化が警戒された。また、10月1日から始まる国慶節の大型連休を前に持ち高調整の売りも相場の重しとなった。セクター別では、繊維・アパレル、医薬、医療などが売られた半面、石炭、航空・空港運営、貴金属などが買われた。
上海B株指数は0.43%安の246.37ポイント、深センB株指数は0.07%高の932.16ポイントだった。