アリババ集団(
09988)傘下の金融会社、アント・グループのA株新規株式公開(IPO)で戦略投資家として新株を取得する投資ファンド5社が発売した公募ファンドの売れ行きは絶好調のようだ。『香港経済日報』が本土メディアの報道として伝えたところによると、5つのファンドの販売額は2分で10億元、1時間で102億元に上り、これまでの記録を更新した。
アント・グループは香港市場と上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」への同時上場を計画している。A株の「科創板」上場申請は18日に行われた上海証券取引所の審査を通過しており、22日に上場に向けた登録手続きを開始した。香港上場に関しては29日に香港証券取引所のヒアリングが行われるもよう。
目論見書(草案)によると、易方達、匯添富など5ファンドが戦略投資についてアント・グループと契約した。これら5ファンドはIPOで取得する新株を投資対象とする商品(18カ月のクローズエンド型)を発売し、投資家にとっては公開価格でアント・グループに投資するチャンスとなった。総募集規模は600億元という。