23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.17%高の3279.71ポイントだった。深セン成分指数は0.67%高の13110.07ポイントと3日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6607億5300万元だった。
上海総合指数は、前場は前日終値を挟んでもみ合ったが、後場はプラス圏で推移した。指数は前日に心理的節目の3300ポイントを下回っており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。ただ、来週後半から始まる国慶節の大型連休を前に様子見ムードは根強く、米中の対立激化に対する警戒感も相場の重しとなった。セクター別では、医療、製紙、ガラスなどが買われた半面、貴金属、証券などが売られた。航空・空港運営、保険は全面安だった。
A株市場では、フィンランドで電気バス106台を受注したと発表したBYD(
002594)が高い。子会社のシワ治療薬の臨床試験申請が当局の認可を取得したと発表した上海復星医薬(
600196)も大きく買われた。半面、中国とインドが国境地帯での兵力増強を中止することで合意したと伝わり、軍需関連とされる中船防務(
600685)や中航航空電子系統(
600372)が下げた。
上海B株指数は0.47%高の250.04ポイントと3日ぶりに反発、深センB株指数は0.24%安の943.30ポイントと3日続落した。