2020-09-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続落、朝安後に下げ幅縮小 人民銀の資金供給が支え
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続落。前場終値は前日比0.12%安の3312.88ポイントだった。深セン成分指数は0.26%高の13184.34ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4211億6300万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3300ポイントを割り込んで寄り付き、序盤は下げ幅を広げた。米中対立の激化に対する根強い懸念に加え、新型コロナウイルスの感染再拡大などを警戒して週明けの欧米市場が軒並み急落したことが嫌気された。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮め、節目の3300ポイントを回復すると、前引け前にプラス圏に浮上する場面もあった。中国人民銀行がきょうの公開市場操作(オペ)で、リバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)を通じて3500億元を供給し、規模は今年2月4日以来、約7カ月ぶりの大きさとなった。流動性改善への思惑から証券株が全面高となり、相場を支えた。
セクター別では、航空・空港運営が全面安。貴金属、非鉄金属、石炭、自動車が売られた。半面、証券のほか、医療、製薬、銀行などが上昇した。
上海B株指数は0.44%安の250.22ポイント、深センB株指数は0.24%安の947.25ポイントだった。