中国ネット通販大手のJDドット・コム（09618）傘下のJDヘルス・インターナショナル Inc.（京東健康）は分離上場に向け、早ければ今週にも香港証券取引所に上場申請を提出するもよう。外電によると、京東健康は新規株式公開（IPO）で20億米ドル（156億HKドル）を調達する計画。時価総額については200億米ドル（1550億HKドル）を目指す。『香港経済日報』が22日伝えた。

　京東健康の分離上場を巡って、JDドット・コムは21日大引け後、香港証券取引所メインボードに分離上場する計画を米証券取引委員会（SEC）に提出したと発表した。分離上場の時期は決めておらず、市況などによって判断するとしている。

　JDドット・コムは19年5月に京東健康を設立。事業内容は医薬品のEC取引に加え、インターネット医療、スマート病院ソリューションプラン、ヘルスケアサービスなど。これまでは京東健康のIPO調達規模が10億米ドル（約78HKドル）と報じられていた。

　JDドット・コムの株価は日本時間午後0時13分現在、前日比1.32％高の291.00HKドルで推移している。