週明け21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前営業日比0.63%安の3316.94ポイントだった。深セン成分指数は0.72%安の13149.50ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7550億7700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いたものの、その後はマイナス圏で徐々に下げ幅を広げた。前週末に急騰して2週間ぶりの高値を付けた後で目先の利益を確定する売りが出やすい環境。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく売り越したことも相場の重しとなった。セクター別では、保険の下げが目立ったほか、銀行、旅行、酒造、航空が軟調。半面、軍事・宇宙、造船が大きく上昇した。
A株市場では、中国平安保険(
601318)や新華人寿保険(
601336)など保険株が安い。自動車・電池メーカーのBYD(
002594)が8%台の下落。大手旅行会社の中青旅控股(
600138)、大手自動車メーカーの広州汽車集団(
601238)の下げも目立った。半面、通信機器大手の中興通訊(
000063)、大手エアコンメーカーの珠海格力電器(
000651)、造船大手の中国船舶重工(
601989)が買われた。
上海B株指数は0.19%安の251.33ポイントと4営業日ぶりに反落、深センB株指数は0.74%安の949.54ポイントと3営業日ぶりに反落した。