週明け21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前営業日比0.95%安の24223.09ポイントだった。中国企業指数は0.64%安の9740.40ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で654億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後、マイナス圏に転落。ほぼ1本調子で下げ幅を広げ、一時は下落率が1%を超えた。前日に中国商務部が中国企業に不当な損害を与えた外国企業に制裁措置をとれるようにする規則を公表した上、南シナ海の軍事拠点や台湾を巡る中国と米国の対立激化が警戒された。前週末の米株式相場ときょうの中国本土相場の下落も嫌気されたもよう。
個別では、時価総額が大きいHSBC(
00005)、テンセント(
00700)が売られて相場の重荷だった。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)がともに大幅安。前週末に高かった中国スマートフォン大手の小米集団(
01810)も大きく下げた。半面、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅高。不動産株の碧桂園(
02007)、九龍倉置業地産(
01997)も高い。