18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.57%高の3289.02ポイントだった。深セン成分指数は0.42%高の13069.21ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4161億9700万元だった。
上海総合指数はおおむねプラス圏でもみ合いを続けた。前日まで続落した後で押し目買いが入りやすい環境。中国人民銀行(中央銀行)が今週の公開市場操作(オペ)で差し引き2600億元の資金を供給したことや、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買の買い越しが続いていることなども相場を支えた。ただ、トランプ米政権が安全保障の観点からIT大手のテンセント(
00700)が出資する米ゲーム開発会社を調査していると伝わるなど、米中対立が意識されるなかで上昇の勢いは限られた。セクター別では、保険の上昇が目立ったほか、軍事・宇宙、観光、石炭が高い。半面、環境や酒造がさえなかった。
上海B株指数は0.08%安の249.86ポイント、深センB株指数は0.15%安の953.08ポイントだった。