アリババ集団(
09988)傘下の通販サイト「天猫(Tモール)」は16日、易居中国企業(
02048)と提携し、不動産企業のオンライン店舗設立を支援するプラットフォーム「天猫好房」を共同設立した。3D技術や中継動画、金融サービス能力を不動産業務と組み合わせ、物件の閲覧から購入までの全段階をネット上で行えるようにする。天猫は、今後3年間は「天猫好房」で利益を上げず、売り上げを全て住宅購入者への補助に充てると表明した。香港経済紙『信報』が同日伝えた。
天猫はほかに、碧桂園(
02007)などの不動産企業と緊密な協力関係に加え、易居中国企業と組んで不動産取引協力システム(ETC)を立ち上げると発表した。 同システムは新規物件、中古物件、特価販売物件、競売の4つの主要な取引種類別にオンライン物件取引手続きの多様なサービス機能を実装する。