週明け7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら4営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.05%高の24708.79ポイントだった。中国企業指数は0.46%安の9838.75ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で943億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、前週末終値を挟んで一進一退の方向性に乏しい展開。前週末のNY株式相場が下げた流れを引き継いでハイテク株が売られる一方、根強い資金流入期待を背景に値ごろ感が出た銘柄が物色された。下値のめどとして意識された100日移動平均(前引け時点で24648.31ポイント)を割り込む水準では押し目買いが入り、相場を押し上げた。午前に発表された8月の中国貿易統計は米ドル建て輸出の前年同月比伸び率が予想を上回った半面、輸入は予想に反してマイナスだった。
個別では、アジア基盤の保険会社AIAグループ(
01299)が大きく買われ、相場を支えた。石油株のシノペック(
00386)、香港銀行株の中銀香港(
02388)、ハンセン銀行(
00011)も高い。きょうからハンセン指数の構成銘柄となった3銘柄は、小米集団(
01810)が上げた半面、アリババ集団(
09988)と薬明生物技術(
02269)が下げた。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)、医薬品株の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)も安い。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)は大幅に反落。