2020-09-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続落、米中対立の激化を懸念
週明け7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。前場終値は前日比0.16%安の3350.03ポイントだった。深セン成分指数は0.74%安の13555.54ポイントと3営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5671億4800万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、ほどなくして切り返したものの、勢いは続かず、序盤以降はマイナス圏でもみ合った。米中対立の激化に対する懸念が引き続き重荷。外電によると、トランプ米政権が中国最大のファウンドリーで、上海「科創板」上場のSMIC(688981)を事実上の禁輸リストである「エンティティー・リスト」に入れるかを検討しており、同社と中国軍部との関係を調査している。SMICが急落し、投資家心理を悪化させたもよう。もっとも、午前中に発表された中国の8月米ドル建て輸出が予想を上振れたことを受けて、指数は前引け前に下げ幅を縮小した。
セクター別では、食品・飲料、医療・製薬が安い。農業、酒造も売られた。半面、防犯設備、観光・ホテル、ソフトウエアサービスが上昇した。
上海B株指数は0.97%高の256.21ポイント、深センB株指数は0.35%高の945.41ポイントだった。