中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)は4日、インドで同社アプリが引き続き使用できるよう、同国当局と交渉すると明らかにした。同社は、利用者のプライベートデータの保護に真摯な姿勢で取り組んでいると強調した。香港経済紙『信報』が同日伝えた。
インド政府は今年6月に中国との国境付近の係争地で両国軍が衝突した後、安全保障上の脅威を理由に中国企業が提供するアプリ59本と、こうしたアプリへのアクセスを促すアプリ47本の使用を禁止。9月2日、テンセントの人気バトルゲーム「プレーヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ(PUBG、絶地求生)」モバイルライト版やビジネス用対話ツール「企業微信(WeChat Work)」など、118本の中国製アプリを禁止対象に加えた。
テンセントの株価は日本時間午前11時26分現在、前日比2.06%安の523.00HKドルで推移している。