2日の香港株式市場でハンセン指数は反落。終値は前日比0.26%安の25120.09ポイントだった。中国企業指数は0.12%安の10000.96ポイント。メインボードの売買代金は概算で1595億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。序盤に心理的節目の25000ポイントを割り込んだが、その後は次第に下値を切り上げる展開。後場は中国本土相場の上昇を受け、小幅ながらプラス圏に浮上する場面があった。米国の株高と景況感の改善が好感される半面、米中対立の先鋭化を警戒する売りに押された。セクター別では、エネルギーと通信、金融が下げ、ITと医療・ヘルスケアが上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、本土系金融株の中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)、中国銀行(
03988)、中国人寿保険(
02628)や、国際金融銘柄のHSBC(
00005)が軒並み安。石油株のペトロチャイナ(
00857)、通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)も安い。半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)と中国政府系デベロッパーの華潤置地(
01109)が買われて一定の下支えとなった。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)、製薬の中国生物製薬(
01177)も大幅高だった。
ハイテク関連の30銘柄で構成するハンセン科技指数は大幅に続伸し、前日比3.06%高となった。BYDエレクトロニック(
00285)と閲文集団(
00772)が10%超上昇した。