2020-09-02 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、3400ポイント割り込む 保険・銀行が安い
2日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.39%安の3397.38ポイントだった。深セン成分指数は0.03%高の13854.28ポイントと小幅続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5835億6200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。心理的節目の3400ポイントを割り込むと、下げ幅を拡大した。前日に3400ポイントを回復し、約2週間ぶり高値をつけただけに、米中関係の悪化に対する懸念が根強い中で利益確定売りが優勢。中国当局が金融リスクの抑制に向けた措置を強化するとの報道も嫌気された。もっとも、指数は3380ポイント付近で下げ渋り、下値の堅さが意識されると終盤にはやや戻した。
セクター別では、保険・銀行がほぼ全面安。貴金属、非鉄金属、酒造も売られた。半面、防犯設備、環境関連、物流が堅調。
上海B株指数は0.33%高の254.80ポイント、深センB株指数は0.36%安の954.48ポイントだった。