2020-09-01 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:小反発、方向感欠く 軍需関連・自動車株に買い
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.04%高の3397.17ポイントだった。深セン成分指数は0.22%高の13789.09ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5178億8400万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く相場となった。上場企業の4−6月期の業績が1−3月期と比べて改善したとの見方から、今年下半期の利益成長に期待する買いが入った。寄り付き後に発表された8月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回る高水準だったことも、投資家心理を支えた。ただ、米国と中国の対立激化への警戒感も強い。心理的節目の3400ポイントが上値抵抗として意識され、買い上がる勢いに乏しい。セクター別では軍需関連と貴金属、自動車が上げた。一方、保険が軒並み安のほか、食品・飲料、酒造、建材が下げた。
上海B株指数は0.41%高の254.21ポイントと続伸。深センB株指数は0.10%安の959.07ポイントと4営業日ぶりに反落した。