2020-08-31 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、低金利続くとの見方 通信キャリア軒並み高
週明け31日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.80%高の3430.88ポイントだった。深セン成分指数も0.62%高の13937.01ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6532億5100万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、次第に上げ幅を拡大。主要国の金融緩和の下で低金利環境が続くとの見方から、幅広いセクターで買いが優勢となった。米中対立への警戒感はくすぶるものの、中国政府の景気下支え策を背景に相場の先高観は根強い。ただ、7月13日の取引時間中に付けた18年2月以来ほぼ2年5カ月ぶりの高値(3458.79ポイント)に近い水準では高値警戒感から売りが出て、上値を抑えた。セクター別では通信キャリアが軒並み高のほか、貴金属、食品・飲料、証券が買われている。一方、保険と港湾・海運の一角が逆行安。
上海B株指数は1.54%高の254.58ポイントと反発。深センB株指数は0.60%高の961.90ポイントと3営業日続伸している。