週明け31日の香港市場は、先週末のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、買い先行で始まるか。28日のNY株式相場は上昇。FRBの政策変更によるゼロ金利政策の長期化見通しや短時間で結果が判明するコロナ検査キット販売承認による経済活動正常化期待を背景に全面高となった。ダウ平均は3日続伸し、昨年末水準を上回って終了した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。テンセント(
00700)やチャイナ・モバイル(
00941)が香港終値を上回って引けた一方、AIAグループ(
01299)や中国蒙牛乳業(
02319)が下回って引けた。
一方、今週9月4日大引け後にハンセン指数の構成銘柄の入れ替えが予定されており、アリババ集団(
09988)、薬明生物技術(
02269)、小米集団(
01810)が新たに採用される。ハンセン指数の動きに連動する運用成果を目指すファンドから約200億HKドルの資金が流入するとみられており、入れ替えを前に関連銘柄への買いが増えることも予想される。
なお、きょうは寄り付き前に8月の中国製造業購買担当景気指数(PMI)が発表される予定。