2020-08-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、銀行株が全面高 南シナ海情勢受け軍需関連も高い
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.51%高の3367.04ポイントだった。深セン成分指数も1.01%高の13672.35ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5173億1000万元だった。
上海総合指数は小安く始まったが、その後はプラス圏での推移が目立った。パウエル米FRB議長がゼロ金利を長期にわたって維持する姿勢を示したことが好感されたほか、前日に発表された工業企業利益の持ち直しなどを受け、投資家心理が改善した。セクター別では、銀行株が全面高となり相場の上げを主導。南シナ海の領海に米艦艇が侵入したと中国人民解放軍が発表したことを受け、造船など軍需関連も高い。このほか、酒造や観光の上昇も目立った。半面、環境保護や石油が売られた。
上海B株指数は0.85%安の248.69ポイントと反落、深センB株指数は0.18%高の950.28ポイントと続伸した。