21日のNY株式相場は続伸。追加経済対策を巡る不透明感が意識されたものの、米7月中古住宅販売件数などの経済指標の上振れやワクチン開発期待を背景に堅調が続いた。前日に4日ぶりに反発したダウ平均は190.60ドル高(+0.69％)と続伸。アップルが5.15％の大幅高となり、1銘柄でダウ平均を167ドル余り押し上げた。週間では0.69ドル安（-0.002％）の27930.33ドルと、ほぼ横ばいで終了した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.34％高、0.42％高と続伸し、ともに史上最高値を更新。週間では、S&P500が0.72％高、ナスダック総合が2.65％高と、ともに4週続伸となった。年初来では、ナスダック総合が26.07％高、S&P500が5.15％高となり、ダウ平均は下落率を2.13％に縮小した。

　8月28日付けで1対4の株式分割を実施するアップルが5.15％高と4日続伸し、時価総額は2兆1270億ドルに増加した。1対5の株式分割権利付き最終日のテスラも2.41％高と続伸した。決算発表銘柄では市場予想を上回る5-7月期決算が好感されたディアが4.40％高となった。経済指標では、7月中古住宅販売件数が+24.7％と市場予想の+14.7％を大きく上回り、8月マークイット製造業PMI速報値は53.6と市場予想の51.9を上回り、2019年1月以来19カ月ぶりの高水準となり、同サービス部門PMI速報値も17カ月ぶりの高水準となった。

海外市況

 指標                        寄値      高値      安値      終値    前日比   騰落率

 NYダウ                    27758.13  27959.48  27686.78  27930.33   190.60    0.69

 S&P500                     3386.01   3399.96   3379.31   3397.16    11.65    0.34

 NASDAQ                    11258.45  11326.22  11245.44  11311.80    46.85    0.42

 CME225先物                23000.00  23125.00  22700.00  22890.00   -10.00   -0.04

 FT100                      6001.89   6001.89   6001.89   6001.89   -11.45   -0.19

 DAX                       12879.45  12911.27  12633.71  12764.80   -65.20   -0.50

 為替（ドル/円）             105.80    106.06    105.43    105.79    -0.01    0.00

 WTI先物                      42.75     42.96     41.46     42.34    -0.48   -1.12

 金（Gold）先物             1955.60   1963.10   1916.60   1947.00     0.50    0.03

 ※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。