2020-08-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日続伸、前引け前にプラス圏へ浮上
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.29%高の3381.35ポイントだった。深セン成分指数は0.89%高の13984.22ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7227億1700万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。前日まで3営業日続伸し、連日で7月14日以来、約3週ぶり高値を更新しただけに、利益確定売りが先行。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮め、前引け間際にプラス圏に浮上した。下値の堅さが意識され、中国の景気回復期待を受けた相場の先高観が買いを支えた。
セクター別では、軍需関連、食品飲料、貴金属が高い。中国当局が法人税の免除などを盛り込んだ半導体・ソフトウエア産業の発展促進策を公表したことを手掛かりに電子・ITが買われた。半面、前日に高かった保険、銀行が全面安となり、相場の重荷となったほか、航空・空港運営、不動産、鉄鋼がさえない。
上海B株指数は0.22%高の241.26ポイント、深センB株指数は0.13%安の937.68ポイントだった。