4日の香港株式市場でハンセン指数は4営業日ぶりに大幅反発。前場終値は前日比2.00%高の24946.63ポイントだった。中国企業指数は1.70%高の10203.88ポイント。メインボードの売買代金は概算で1459億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移した。前日まで3営業日続落し、約1カ月ぶり安値を更新した後とあって、買い戻しが優勢。前場は50日移動平均(前引け時点で24717.04ポイント)に近づく水準で上値が重かったが、後場に入ると一段高。「香港ナスダック指数」を目指して導入されたハンセン科技指数が最高値を更新し、投資家心理の改善につながったほか、本土金融株などの上昇も相場をけん引。指数は心理的節目の25000ポイントに乗せる場面もあった。終値は同節目を守れなかったものの、7月23日以来、約2週間ぶりの高値となった。
ハンセン指数構成銘柄では、九龍倉置業地産(
01997)、恒隆地産(
00101)など香港地場系銘柄が買い戻されたほか、中国人寿保険(
02628)、中国建設銀行(
00939)など本土金融株、アジア生保のAIAグループ(
01299)、ITの大手のテンセント(
00700)の上昇が指数を押し上げた。半面、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が逆行安。乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、製薬株の石薬集団(
01093)がさえない。
ハンセン科技指数は前日比1.98%高の7436.59ポイントで引けた。構成銘柄では美団点評(
03690)が8%超、衆安在線財産保険(
06060)が7%超、ASMパシフィック(
00522)が5%超、アリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)、猫眼娯楽(
01896)などが3%超の上昇。半面、SMIC(
00981)、平安健康医療科技(
01833)、金蝶国際ソフト(
00268)などが売られた。