4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3営業日続伸。終値は前日比0.11%高の3371.69ポイントだった。深セン成分指数は0.75%安の13860.46ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3728億3200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く相場となった。前日発表の7月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が2011年2月以来の高水準となり、中期的な先高観を背景に金融株が買われた。半面、前日終値は続伸して終値が7月14日以来ほぼ3週ぶり高値を更新しただけに、利益確定売りが重荷だった。セクター別では銀行と保険が全面高のほか、化学繊維、港湾・水運が上げた。一方、前日高かった軍需関連、防犯設備が反落。通信と医療・医薬も下げた。
A株市場では、自動車部品メーカーの光啓技術(
002625)が7営業日連続のストップ高。安徽中鼎密封件(
000887)や港湾株の招商局港口集団(
001872)、深セン市塩田港(
000088)もストップ高を付けた。生保大手の新華人寿保険(
601336)、中国人寿保険(
601628)が大きく買われた。半面、電子部品メーカーの歌爾(
002241)、立訊精密工業(
002475)、三安光電(
600703)がそろって下落。免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)は大幅安。
上海B株指数は0.56%安の240.74ポイントと3営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.16%安の938.92ポイントと7営業日ぶりに反落した。