UBSは最新リポートで、不動産系コングロマリット、ワーフ(
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UBSはワーフの20年6月中間決算で、コア損益が11億HKの赤字(前年同期は22億元の黒字)に転落したとし、主因として、香港九龍塘の高級住宅プロジェクトで減損引当を計上したことや、中国本土の開発物件の売上計上が減少したことに言及。減損損失を除いた場合、中間決算のコア利益は13億HKドルに上るとみられるものの、事前予想を21%下回る水準だとした。
ワーフの株価は日本時間午後3時59分現在、前日比9.69%高の14.26HKドルで推移している。