2020-07-31 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続落、一時3300ポイント回復も勢い続かず
31日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.05%安の3285.12ポイントだった。深セン成分指数は0.42%高の13522.77ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7416億6800万元だった。
上海総合指数は総じて方向感を欠く展開。小安く寄り付いた後、ほどなくしてプラス圏に切り返し、心理的節目の3300ポイントに乗せた。日本時間の午前10時間に発表された2020年7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.1と予想(50.7)を上回り、今年3月(52.0)以来の高水準となったことを好感。ただ、買いの勢いは続かず、3330ポイント付近で伸び悩むと下向きに転じ、再びマイナス圏に沈んだ。中国を含めた世界各地で新型コロナウイルスの新規感染者数が再拡大するなかで先行き不透明感が重荷となり、週末を前に持ち高調整の売りが出た。
セクター別では、軍需関連や酒造、石油・石炭、保険が安い。半面、貴金属、証券、電子部品が買われた。
上海B株指数は0.02%安の237.55ポイント、深センB株指数は0.10%安の920.20ポイントだった。