21日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。終値は前日比2.31%高の25635.66ポイントだった。中国企業指数は1.46%高の10445.42ポイント。メインボードの売買代金は概算で1617億HKドルだった。
ハンセン指数は上値抵抗として意識されている20日移動平均(21日大引け時点で25290.14ポイント)に乗せてスタートすると、終始プラス圏で推移した。株価指数を運営するハンセン・インデックシズが「香港版ナスダック指数」に当たる「ハンセン科技指数」の詳細を発表したことを好感。同指数は香港上場のネットワーク、フィンテック、クラウド、電子商取引などハイテク関連企業の時価総額上位30銘柄を採用し、7月27日から算出・公表を開始する。新指数の導入がハイテク株の取引の活発化や香港証券取引所の売買代金の増加などにつながるとの期待が高まった。指数は終盤に一段高となり、10日移動平均(同25551.20ポイント)を回復し、7月13日以来、約1週間ぶり高値で終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、香港証券取引所(
00388)が約10%高と急伸し、上場来高値を更新した。ハンセン科技指数に採用される見通しのテンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)も大幅高。半面、半面、本土系銀行株の交通銀行(
03328)、中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)、中国建設銀行(
00939)が軟調だった。
このほか、アリババ集団(
09988)、美団点評(
03690)、小米集団(
01810)、阿里健康(
00241)、平安健康医療科技(
01833)などハンセン科技指数に採用される見通しのニューエコノミー株が買いを集めた。