17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.61%高の25123.58ポイントだった。中国企業指数は0.78%高の10212.48ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で741億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の25000ポイントを回復した。前日は終値ベースで同水準を割り込み、6月30日以来およそ2週間ぶりの安値を付けただけに、押し目を拾う買いが相場を押し上げた。米中関係の悪化懸念がくすぶるものの、中期的な相場の先高観は根強い。ただ、20日移動平均(前引け時点で25214.61ポイント)を超える水準では上値が伸び悩んだ。前日の米株式相場が反落した上、きょうの中国本土相場が下げて前場の取引を終え、投資家心理を冷やしたもよう。
個別では、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)と取引所運営の香港証券取引所(
00388)が大幅に反発し、相場の上昇を主導。輸出関連銘柄の恒安国際集団(
01044)、創科実業(
00669)が高い。半面、香港地場株の太古A(
00019)、恒隆地産(
00101)が売られた。石油株のシノペック(
00386)は反落。