15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.55%安の25337.34ポイントだった。中国企業指数は0.69%安の10333.46ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で928億3000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高を受けて高く始まったが、徐々に上げ幅を縮小し、マイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。トランプ米大統領が14日、米中貿易協議の第2段階について関心はないと発言。中国に巨額の関税をかけることも可能だと述べたと伝わり、米中関係の緊張化が嫌気された。
個別では、中興通訊(
00763)や瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)など通信関連が安い。ジョンソン英首相が華為技術(ファーウェイ)の製品を5G移動通信システムから遅くとも2027年までに完全排除すると発表したことが嫌気された。きのう高かったサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)も安い。半面、ゲーム会社の仏Voodooの株式取得を計画していると伝わったテンセント(
00700)が1%超上昇。申洲国際集団(
02313)や中国生物製薬(
01177)の上昇も目立った。