2020-07-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、3400ポイント割り込む イベント前に利益確定売り
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比1.39%安の3367.21ポイントだった。深セン成分指数は1.60%安の13771.96ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆55億6600万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。心理的節目の3400ポイントを割り込むと、じりじりと下げ幅を拡大した。中国の景気回復期待を背景に指数は先週急伸したが、あすの4−6月期中国国内総生産(GDP)発表を前に利益確定売りが強まった。香港や南シナ海問題を巡り米中の対立が先鋭化し、米中関係の緊張化に対する懸念も相場の重荷となった。
セクター別では、通信キャリアが全面安。通信設備、防犯設備、電子部品も下げが目立った。半面、観光・ホテル、航空・空港運営の一角が逆行高。中国本土で新型コロナウイルスの感染が収束する中、当局が省を跨いだ団体旅行や航空券+ホテルパック販売の再開を認めたことが材料視された。
上海B株指数は1.81%安の236.95ポイント、深センB株指数は2.02%安の925.66ポイントだった。