大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、アリババ集団(
09988)の目標株価を260HKドルから294HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」に維持した。2020年4−6月期(第1四半期)の総取引額(GMV)は力強く伸びるとみて、香港セカンダリー上場銘柄のトップピックに選んだ。中国経済ニュースサイト『証券時報網』が13日伝えた。
大和は、アリババ集団の第1四半期売上高が電子商取引事業とクラウド事業の成長に伴い前年同期比30%伸び、非GAAPベースのEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)が8%増の372億元に達すると予想している。ネット通販サイト「天猫(Tモール)」の実物商品GMVの前年同期比伸び率は26%と2019年10−12月期(第3四半期)の24%を上回った。中国全体の有形製品オンライン小売り額伸び率は、4月と5月がともに19%だった。
アリババ集団の株価は日本時間午後4時14分現在、前営業日比0.31%安の254.60HKドルで推移している。