週明け13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.92%高の25963.07ポイントだった。中国企業指数は0.92%高の10638.22ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で900億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は前週末に米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、堅調に推移。新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発が進んだと伝わり、世界経済の停滞懸念が後退して買いが先行した。また、中国の景気持ち直しに対する期待も根強い。中国人民銀行(中央銀行)が10日発表した金融統計で、国内金融機関による6月の人民元建て貸付残高増加額は小幅ながら市場予想を上回った。もっとも、心理的節目の26000ポイントに近い水準では上値が重かった。
個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)が買われて相場の上昇を主導している。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)は9%近い大幅続伸。石油大手のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)も高い。一方、香港地場銘柄の香港鉄路(
00066)、九龍倉置業地産(
01997)、ホンコン・チャイナガス(
00003)がさえない。