週明け13日の香港市場は前週末に米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、反発して始まった。新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの開発が進んだと伝わり、世界経済の停滞懸念が後退して買いが先行している。また、中国の景気持ち直しに対する期待も根強い。中国人民銀行(中央銀行)が10日発表した金融統計で、国内金融機関による6月の人民元建て貸付残高増加額は小幅ながら市場予想を上回った。
指数は日本時間午前10時34分現在、前営業日比0.63%高の25888.24ポイントで推移している。個別では、国際金融銘柄のAIAグループ(
01299)とHSBC(
00005)が買われて相場の上昇を主導。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅に続伸している。一方、香港地場銘柄のホンコン・チャイナガス(
00003)や太古A(
00019)が下落。