中国の大手バイオ医薬品メーカー、三生製薬(
01530)は9日大引け後、子会社の三生国健薬業が13日に新規株式公開(IPO)の公募を開始し、22日にA株を上海証券取引所のハイテク新興企業向け市場「科創板」に上場する予定を明らかにした。1株当たり発行価格は28.18元、調達額は17億3600万元を見込む。
三生製薬は現時点で三生国健薬業の発行済み株式の89.96%を保有している。三生国健薬業は科創板に上場する新株を6162万1100株(発行済み株式の約10%)発行し、三生製薬の持ち株比率は80.96%に低下する見通し。三生国健薬業はスピンオフ上場後も三生製薬の子会社にとどまる。三生製薬の持ち株には36カ月のロックアップ期間が設定される。
三生国健薬業は中国でモノクローナル抗体医薬品を開発・販売する。2019年12月期の税引き後利益は2億1000万元、19年末時点の純資産は29億400万元だった。
三生製薬の9日終値は前日比0.98%高の12.32HKドル。