7日の中国本土株式市場で上海総合指数は大幅に7営業日続伸。終値は前日比1.74%高の3403.44ポイントだった。深セン成分指数は1.84%高の13406.37ポイントと7営業日続伸した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5426億2400万元だった。
上海総合指数は総じて買い優勢の展開。前日まで6連騰した後とあって、高値警戒感から序盤はマイナス圏に沈む場面もあったものの、下値の堅さを確認するとその後は上向きに転じた。中国の景気持ち直し期待を受けた先高観から投資家が強気に傾き、後場半ば以降は上げ足を速め、心理的節目の3400ポイントを上抜いた。終値は2018年2月5日以来、約2年5カ月ぶりに同節目に乗せて終えた。
セクター別では、前日に売られた証券が大幅に反発。造船、航空・宇宙関連、保険、通信キャリア、鉄鋼が全面高。半面、酒造の一角に利益確定売りが出た。
A株市場では、生保大手の中国人寿保険(
601628)、造船大手の中国船舶重工(
601989)、ゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)がストップ高。航空機部品メーカーの中航飛機(
000768)、産金株の紫金鉱業集団(
601899)、証券株の東方証券(
600958)、中信証券(
600030)、海通証券(
600837)も上昇が目立った。半面、大手リチウム電池材料メーカーの寧波杉杉(
600884)、自動車部品メーカーの華域汽車系統(
600741)、教育サービスの中公教育科技(
002607)、飼料生産大手の新希望六和(
000876)などが逆行安を演じた。
上海B株指数は0.89%高の240.96ポイント、深センB株指数は0.16%高の927.72ポイントとともに7営業日続伸した。