2020-07-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:6日続伸、2年5カ月ぶり高値更新 中国景気の回復期待
7日の中国本土株式市場で上海総合指数は6営業日続伸。終値は前日比0.37%高の3345.34ポイントだった。深セン成分指数も1.72%高の13163.98ポイントと6営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7398億700万元だった。
上海総合指数は高く始まった。今年下半期の中国景気持ち直し期待が市場で強まり、ブル相場に入ったとの見方から買いが先行。中国本土外からの資金流入も引き続き相場を支え、終値は2018年2月6日以来ほぼ2年5カ月ぶりの高値を連日で更新した。ただ、前日までの5営業日で12%超上昇していただけに、利益確定売りが出やすい状況。心理的節目の3400ポイントを超える水準では利益確定売りが出て、上値を抑えた。
セクター別では貴金属・宝飾品や航空宇宙、医療、醸造などが買われた半面、証券、銀行、石炭が下げた。
A株市場では、宅配大手の順豊控股(
002352)や酒造の貴州茅台酒(
600519)、宜賓五糧液(
000858)が大幅高。航空機部品メーカーの中航飛機(
000768)、企業向けソフトウエア開発の用友網絡科技(
600588)も大きく買われた。一方、華泰証券(
601688)や広発証券(
000776)など前日高かった証券株が下げた。免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)が安い。
上海B株指数は0.24%高の238.84ポイント、深センB株指数は0.12%高の926.22ポイントとともに小幅ながら6営業日続伸した。