2020-07-07 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小幅に5日続伸、朝高後に上げ幅縮小 利益確定売りが重荷
7日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅ながら5営業日続伸。前場終値は前日比0.12%高の26371.55ポイントだった。中国企業指数は0.30%高の10758.98ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1384億4000万HKドルと大商い。
ハンセン指数は高く寄り付いたものの、ほどなくして上げ幅を縮め、その後は前日終値を挟んでもみ合った。前日まで大幅に4営業日続伸し、約4カ月ぶり高値で終えた後とあって、利益確定売りが重荷となった半面、米中の景気回復期待や、香港市場への資金流入を好感する買いが相場を支えた。外資の流入を背景に香港ドルの対米ドルレートが許容変動範囲の上限に達し、香港金融当局は前日大引け後から今朝までに2度にわたって米ドル買いを実施したと伝わった。
個別では、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、中国保険大手の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)が大幅に続伸。製薬株の中国生物製薬(
01177)、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)、アジア生保のAIAグループ(
01299)が高い。半面、九龍倉置業地産(
01997)、恒基兆業地産(
00012)など香港地場系銘柄の一角や、本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)、電動工具大手の創科実業(
00669)が売られた。