2020-07-03 |
香港/企業動向/証券 |
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香港証券監督当局、香港証取CEOの上場審査介入を批判
3日の香港市場で香港証券取引所(
00388)が5営業日ぶりに反落。高く寄り付いて序盤に354.4HKドルまで買い進まれ、上場来高値を更新したものの、下げに転じた。株価は日本時間午後0時23分現在、前日比1.89%安の343.40HKドルで推移している。『香港経済日報』によると、香港証券監督当局が香港証取の李小加・最高経営責任者(CEO)による上場審査への介入を批判したことが嫌気されたもよう。
香港証券先物委員会(SFC)は2日、香港証取が2018年に行った上場関連業務の評価リポートを公表した。同リポートは、香港証取の上場審査部門と経営管理部門の職能分離が不十分で、上場審査に携わる職員が経営者の意向に影響されるリスクがあると指摘。上場審査部門の前責任者によれば経営トップである李CEOが新規上場業務の報告会に出席しており、上場部門の独立性が損なわれかねないとした。