インド政府は29日、国家安全を理由に、中国企業などが提供する59のアプリの使用を禁止した。中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」、テンセント(
00700)の対話アプリ「微信(WeChat)」、アリババ集団(
09988)が開発したウェブブラウザー「UCブラウザー」、百度(BIDU)の地図アプリ「百度地図」、翻訳アプリ「百度翻訳」、小米集団(
01810)のアプリ2つなどが含まれている。
禁止令をどういうふうに実行するかは明らかになっていない。米グーグルやアップルに対してアプリストアから削除するよう指示する可能性がある。
インドと中国の国境付近の係争地で今月15日、両国軍が衝突してインド側で20人死者が出た。これを受けてインド国内で反中ムードが高まっている。