2020-06-15 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:4日続落、新型コロナ「第2波」を懸念 24000ポイント付近は下値堅い
週明け15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.62%安の24150.85ポイントだった。中国企業指数は0.50%安の9782.96ポイント。メインボードの売買代金は概算で579億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移した。国内外で新型コロナウイルスの感染「第2波」により経済活動の正常化が遅れることへの懸念が重荷となった。中国の首都北京で集団感染が発生し、市政府は14日の記者会見で「非常時に入った」と宣言した。米国でも、テキサスやフロリダなど複数の州で新型コロナの感染者数が再び増加に転じている。もっとも、指数は24000ポイントを割り込んで寄り付いたものの、ほどなくして同節目を回復し、その後は下げ幅を縮小してもみ合った。節目付近の底堅さ意識され、安値拾いの買いが相場を支えたもよう。
個別では、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、サンズ・チャイナ(
01928)、電動工具大手の創科実業(
00669)が安い。アジア生保のAIAグループ(
01299)が1%超の下落となり、指数を押し下げた。半面、長江グループ系公益事業者の長江インフラ(
01038)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、香港地場系銀行のハンセン銀行(
00011)が逆行高を演じた。