2020-04-06 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、プラス圏でもみ合う ダウ先物の上昇を好感
週明け6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比1.11%高の23493.21ポイントだった。中国企業指数は0.67%高の9554.28ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で429億6000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。前週末の米国市場でダウ平均が反落したものの、時間外取引でダウ先物が大きく上昇したことを好感。新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、「米国では一部地域で感染者が今後1週間程度でピークに達する」との報道を受け、投資家心理が改善したもよう。ニューヨーク州のクオモ知事が5日の記者会見で「1日当たりの死者数は初めて前日より減った」ことを明らかにしたほか、トランプ米大統領は感染拡大について「横ばいか安定化の兆候が見られる」と発言したと伝わった。
ハンセン指数構成銘柄では、太古A(
00019)、長江和記実業(
00001)など香港地場系銘柄や、電動工具大手の創科実業(
00669)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)の上昇が目立った。欧州金融大手のHSBC(
00005)は8営業日ぶりに反発。半面、アジア生保のAIAグループ(
01299)、石炭大手の中国神華能源(
01088)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)などがさえない。