2020-04-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、連休を前にリスク回避 石油が反落
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.33%安の2771.34ポイントだった。深セン成分指数は0.40%安の10138.90ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3575億9300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、終始マイナス圏でもみ合った。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が経済活動に与える悪影響に対する懸念が根強い中、あすからの清明節連休を前にリスクを回避する動きが優勢。目先の利益をいったん確定する売りが相場の重荷となった。海外投資家が相互取引制度を通じた香港からの本土株売買は前引け時点で19億元超の売り越しとなっている。
セクター別では、通信キャリアが全面安。前日に高かった石油が反落したほか、通信設備、証券、保険が売られた。半面、農業関連や、食品・飲料、化学肥料、酒造が堅調。
上海B株指数は0.29%安の216.26ポイント、深センB株指数は0.08%高の815.26ポイントだった。