3日の香港市場で中国のレンタカー最大手、神州租車(
00699)は株価の急落を受け、現地時間の午前10時14分から取引を停止した。取引停止前の株価は前日比54.42%安の1.96HKドル。同社の陸正輝会長が同じく会長を務めるラッキン(瑞幸)コーヒーは前日、内部調査で約22億元に上る売上高の水増し計上が発覚したと発表。ラッキンコーヒーの粉飾決算事件が神州租車にも波及することや、神州租車の財務データの信憑性を懸念する売りが膨らんだもよう。
2日の米ナスダック市場でラッキンコーヒーは7割超の大幅安。同社が寄り付き前に発表した公告によると、取締役会が設立した特別委員会は調査で、2019年第2四半期から第4四半期の間、売上高22億元や関連費用などの水増し計上を見つけた。調査は現在も進行中。同委員会は、最高執行責任者(COO)と一部社員が不正に関わったとの見方を示している。