JPモルガンは最新リポートで、台湾系の飲料・即席麺大手、統一企業中国(
00220)の投資判断を「オーバーウエート」に据え置き、目標株価を9.2HKドルから9.6HKドルに引き上げた。同社の2020年売上高と純利益がともに前年比6%増加すると予想。同業の康師傅控股(
00322)よりも増加率が高いとの見方を示した。『AAストックス』が26日伝えた。
統一企業中国がこのほど発表した19年12月本決算は売上高が前年比1.1%増、純利益が32.7%増だった。JPモルガンは同業績が市場の予想通りだったとし、配当性向100%を維持したことに言及。また、同社経営陣が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた需要の回復や、政府の経済刺激策による中国本土の消費拡大を予測し、20年の売上目標を前年実績比6%増に据え置いたことを紹介した。
統一企業中国の株価は日本時間午後4時31分現在、前日比1.25%安の7.11HKドルで推移している。