2019-12-09 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:続伸、本土不動産株・石油株買われる
週明け9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.02%高の26504.76ポイントだった。中国企業指数は0.06%高の10413.31ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で380億2000万HKドル。
ハンセン指数は神経質な展開となった。対中制裁関税第4弾の発動まで1週間を切るなか、交渉の行方をめぐって期待感と警戒感が交錯した。一方、8日に発表された中国の11月の貿易統計が予想より悪い内容となったことが嫌気された半面、6日に中国共産党の中央政治局会議が開催され、中央経済工作会議の開催を控えて景気対策期待が広がった。
個別では、華潤置地(
01109)や碧桂園(
02007)など本土不動産株が高い。中国のパイプライン運営国策会社が正式に発足したことを好感し、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)も買われた。半面、中国生物製薬(
01177)や石薬集団(
01093)など製薬株が売られた。中国本土で豚肉価格の低下が続いていることを嫌気し、万洲国際(
00288)も安い。