13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.33%安の2905.24ポイントだった。深セン成分指数は0.18%高の9687.85ポイントと4営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3593億2100万元だった。
上海総合指数はマイナス圏でのもみ合いに終始。米中貿易協議の第1段階合意に不透明感がくすぶる上、あす発表の中国の10月主要経済指標の結果を見極めたいとして、積極的な買いを手控えるムードが広がった。ただ、心理的節目の2900ポイントを割り込む水準では買い戻しが入り、下値は堅かった。セクター別では保険が軒並み安のほか、証券、石油、小売りが下げた。半面、貴金属や医療サービス、半導体国産化関連など内需関連が上げた。
A株市場では、保険株の中国太平洋保険(
601601)と中国人寿保険(
601628)、証券株の中信証券(
600030)と国泰君安証券(
601211)がそろって反落した。家電大手のTCL集団(
000100)、自動車メーカーの広州汽車集団(
601238)も安い。一方、12日に珠海格力電器(
000651)などを割当先とする第三者割当増資を発表した三安光電(
600703)がストップ高を付け、連日の大幅高。スマートフォン部品メーカーの歌爾(
002241)、オンラインゲーム配信の三七互娯網絡科技集団(
002555) も大きく買われた。
上海B株指数は0.38%安の258.60ポイントと4営業日続落、深センB株指数は0.28%安の905.24ポイントと3営業日続落した。