2019-10-28 |
中国/企業動向/通信用機器 |
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英政府、ファーウェイの5G網建設参入を認可へ=英紙
英国のジョンソン首相は中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対し、将来、英国の第5世代移動通信規格(5G)関連ネットワーク建設への権限を与える方向で準備を進めているもようだ。外電を通じ『AAストックス』が28日伝えた。
英国政府とセキュリティ機関の情報筋は「5Gネットワークのうち“論争のない部分”への接続についてファーウェイを認可する見通し」と述べた。実現すれば、ドイツに続き同社に門戸を開く欧州主要国家となる。ただ英紙は、ファーウェイが中国の情報機関と近すぎることを理由に米国政府が事実上の禁輸措置を講じているため、新たな火種となる懸念を伝えている。
ドイツの連邦ネットワーク庁は最近、通信網の新たな安全性基準案に関する詳細を公表。ネットワークの部品メーカーやサプライヤーは各種認証手続きを通じ「信頼性」を証明する必要があるとしているが、特定企業を当初から排除せず、事実上、ファーウェイに道を開いた。