2019-10-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、前日終値を挟んで一進一退 銀行・保険株に売り
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反落。前場終値は前日比0.09%安の2936.99ポイントだった。深セン成分指数は0.13%高の9566.28ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2080億5200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた。中国当局の景気浮揚策への期待や、中国人民銀行(中央銀行)が3営業日連続で公開市場操作(オペ)による資金供給を行ったことなどが支えとなった。ただ、景気減速に対する警戒感は引き続き投資家心理を重くしている。2019年1−9月期の業績に関する好悪材料も伝わるなか、指数は序盤以降、前日終値を挟んでもみ合いを続けた。セクター別では、銀行や保険がほぼ全面安となったほか、貴金属や環境などが軟調。半面、ソフトウエアや電子部品などが買われた。
上海B株指数は0.03%高の263.67ポイント、深センB株指数は0.06%高の916.19ポイントだった。